新型コロナウイルスの感染防止のため大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)を無観客開催する日本相撲協会は6日、力士が2日連続で37・5度以上の発熱があった場合、休場させることを決めた。

これまで1日でも37・5度の発熱があれば休場としていたが、感染症学の賀来満夫・東北大名誉教授の意見も受け決めた。「1日だけの発熱では多数の休場者が出て開催の意味がなく一般人は4日連続(が標準)。野球やサッカーも同様で賀来先生からも2日連続発熱(の基準)で十分と言われている」と協会関係者。蜂窩(ほうか)織炎やへんとう炎でも発熱するため1日だけの高熱での判断は避けた。ただ、だるさやせきが激しいなど容体によっては1日でも、また2日連続なら無条件で休場させる。1人でも感染者が出た場合は場所を中止するが、その際の成績の扱いなどは未定。また春巡業の来年4月への延期も発表した。