AKB48チームAが10日、東京・秋葉原のAKB48劇場で新公演「M.T.に捧ぐ」の初日を迎えた。全曲オリジナルの新公演は、AKB48では5年7カ月ぶり。初めて自分のセットリストを手に入れた横山由依総監督(23)は「衣装も個人個人にあったり、ユニット曲をもらうことが憧れだった。1つ夢がかなった」と感慨に浸った。公演では横山や小嶋陽菜、宮脇咲良らが代わる代わるセンターを務めた。

 「M.T.」とは3月で卒業する高橋みなみ(24)のイニシャル。公演タイトルでもあるリード曲の歌詞には、高橋の偉大さが盛り込まれた。目を潤ませながら歌った横山は「初日ってこんなにも不安なんやなと思った。でもこれがAKBの第2章なんだ」と話していた。

 高橋は初めて客席でメンバーたちを見守った。「とても楽しかった。泣かないつもりだったのに、1曲目から泣いてしまいました」と感激していた。