AKB48田野優花(21)が15日、グループからの卒業を発表した。ライブ配信ストリーミングサービス「SHOWROOM」で、自ら表明した。

 「2年ぐらい前から20歳でAKBで辞めようかなと考えていた」と明かして、「去年(12月のAKB48劇場12周年公演で)に組閣発表があって、そこで卒業を決心しました」と話した。田野は所属するチームKが大好きだったため、このまま今のチームで終えることにした。

 組閣による新チームは、5、6月には始動する予定のため、卒業公演は来月あたりには行われるもよう。「握手会は8月12日が最後になります。正式に決まっているのはそこだけです」と説明した。

 田野は、11年2月20日にAKB48第12期研究生オーディションに合格し、加入。翌12年3月24日に川栄李奈らとともにチーム4に昇格した。また、その年のAKB48選抜総選挙では、デビュー1年ながら45位にランクインして、話題を呼んだ。

 その後は、女優としても飛躍した。14年10月に宮本亜門氏演出のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」の主演オーディションに合格し、ドロシー役を好演。16年の「DNA-SHARAKU」では、ナオト・インティライミや新妻聖子らとも共演し、今年も1月に東京・日比谷のシアタークリエ10周年記念コンサート「TENTH」にも出演した。また、昨年10月には、初主演映画「リンキング・ラブ」も全国公開されるなど、活躍の幅は年々広がっていた。

 AKB48のシングル選抜メンバーの常連ではなかったが、かつての秋元才加のように、ソロ活動でAKBの名前を広めていく個性的なメンバーだった。

 今後も、女優として活動していく予定だ。