昨年5月の当初予定から約1年半の間、計5回にわたり延期を繰り返していたNMB48のチームNオリジナル公演「ここにだって天使はいる」が19日、大阪・NMB48劇場で初日を迎えた。

 今公演は、今夏のドームツアーで発表された48グループ全チーム新公演の皮切りとなるステージ。客席から秋元康総合プロデューサー(55)、総監督の高橋みなみ(22)も見守った。

 48グループ公演では初めて楽器を持ったソロ曲もあり、山本彩(20)がエレキギターを手に「夢のdead

 body」を披露。渡辺美優紀(20)が率いたユニットの「ジッパー」では、ワンピースからビキニ姿に早替わりする演出もあり、客席から歓声があがった。

 また公演終盤には、衣装のジャケットを客席に投げ入れるパフォーマンスも。全編アップテンポで、ダンスナンバー調の楽曲が多く、ダンススキルの難易度も高め。ダンスの途中、メンバーが側転するなど、シングル曲の振り付けに組み体操が取り入れられたNMB48らしい演出もあった。

 48グループでは来春から、各チームが劇場公演でのファン評価などを競うペナントレース制導入が決まっている。渡辺は「1位になるぞって気持ちで(オリジナル)公演をやっていきたい」と意気込み、山本は「来年はもっともっと、劇場公演を大事にしたい」とファンに約束していた。