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「おくりびと」各国映画祭に立て続け出品

舞台あいさつに立った本木雅弘(右)と広末涼子
舞台あいさつに立った本木雅弘(右)と広末涼子

 本木雅弘(42)と広末涼子(28)が共演した映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督、9月13日公開)が今秋、各国の大規模な映画祭に連続して出品されることが21日、分かった。1カ月半の間に北米最大規模のモントリオール映画祭、中国最大規模の金鶏賞、韓国の釜山映画祭で上映される。この日、撮影ロケ地だった山形県内で試写会が行われ、出演者らが舞台あいさつに立ち、感謝の気持ちを伝えた。

 1カ月半の短期間で3つの大規模な映画祭に出品されるのは異例のこと。配給の松竹によると、5月のカンヌ映画祭をはじめ、各映画祭で映画を買い付けるバイヤー向け上映の好反響が、連続出品につながったという。その皮切りとなるモントリオール映画祭(21日開幕)は北米最大規模の映画祭。「おくりびと」はグランプリを競うコンペティション部門に選ばれた。99年「鉄道員」で高倉健(77)が主演男優賞、06年に奥田瑛二監督「長い散歩」がグランプリを獲得するなど邦画とも縁深い。今年の同部門は14カ国から20本が出品されている。

 さらに同映画祭閉幕から1週間後に開幕する中国・金鶏賞では招待作品として上映される。中国最大規模の映画祭で、観客賞選考の対象にもなっている。3週間後の10月2日に開幕する韓国・釜山映画祭ではアジア映画の話題作として招待上映される。

 「おくりびと」は納棺師になった主人公が日本独特の風習や文化を背景に、人生に迷いながらも成長していく姿や夫婦や親子の愛を描くヒューマンドラマ。相次ぐ海外映画祭の上映について滝田監督は「死という普遍的な題材を扱っているので反応が楽しみ」。本木は「外国の方にも日本的な様式や風土、死生観を感じ取ってもらえそう。例えば語り継がれる作品になって20~30年後に異国の地でこの映画について触れる機会があったら幸せですね」。広末も「価値観や文化を超えて見ていただけると思います」と話した。

 [2008年8月22日9時24分 紙面から]


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