本木雅弘(42)主演映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が13日、初日を迎え、東京・丸の内プラゼールで舞台あいさつを行った。今年のモントリオール映画祭グランプリを受賞で、海外から注目されている。現在、松竹にはアジアのほか、欧米や中近東など約50カ国から問い合わせが殺到している。この日は中国最大規模の映画祭、金鶏賞で、観客が選ぶ「観客賞」の最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞したことが発表された。

 また、韓国の釜山映画祭でも上映が決定しているほか、米アカデミー外国語映画賞の日本代表作品にも選ばれている。本木は高評価に「公開前からいい風がたくさん吹いて、作品が勝手に独り歩きして逆に不安なくらいです」と喜んだ。ほか、広末涼子、映画の脚本を初めて手掛けた小山薫堂氏、音楽を担当した久石譲氏が出席。