お笑いコンビさまぁ~ずが、映画初主演することが1日、分かった。来年1月30日公開予定の「かずら」(塚本連平監督)で、かつらをかぶって人生を変えようとする主人公を三村マサカズ(42)が、怪しいかつら売りを大竹一樹(41)が演じる。

 2人の映画出演は、06年の内村光良監督作品「ピーナッツ」以来3年ぶり2度目だが、本格的な演技は今作が初めて。三村は「芝居なんてほとんどやったことない僕が映画主演なんて、こそばゆい。最初は芸人の癖で、スタッフ全員に聞いてもらおう、笑ってもらおうと、不自然なほど声を張り上げてセリフをしゃべっていた自分がいて、恥ずかしかった」と振り返った。

 作品は、ほかのお笑いタレントは出演させず、ヒロインに正統派女優芦名星(25)を迎えた、笑って泣かせるラブコメディーになった。三瓶慶介プロデューサーは「来年はコンビ結成20周年で、コンビ名を『バカルディ』から改名して10年目の記念イヤーです。おもしろさと、頭髪の薄い人に与える勇気には、太鼓判を押せる仕上がりです。三村さんは演技に目覚めたようです」と話している。