小栗旬(26)の初監督映画「シュアリー・サムデイ」の詳細が3日、分かった。今夏、極秘に撮影が行われ、映画関係者は「役者らしい通りのいい声で『よーい!

 スタート!!』と叫ぶ合図と、現場を走り回って俳優陣と密に打ち合わせする姿が印象的でした」と明かした。

 目を引くのは豪華な出演者リスト。主演は07年の映画「キサラギ」で共演し、公私に仲の良い小出恵介(25)。同じく、共演経験のある勝地涼、阿部力ら同世代の若手から、子役時代から世話になってきた竹中直人らベテラン勢。また、妻夫木聡、笹野高史ら大河ドラマ「天地人」の共演者のほか、「オールナイトニッポン」つながりのナインティナイン岡村隆史と、スターがそろった。関係者は「みんな、小栗の新たな門出に力を貸したいと、交友関係だけで集った。小栗監督じゃなきゃ、実現しなかったラインアップです」と話した。

 物語は、サスペンス要素も含まれた、夢を追う若者たちの青春群像劇だという。小出は「脚本以上に疾走し、もがいた撮影だった」、小栗監督は「とにかく忘れられない夏になった」と、周囲に漏らしているという。

 「シュアリー・サムデイ」は翻訳すると「いつか、きっと…」。配給の松竹は「小栗旬第1回監督作品2010年公開予定」と発表しただけで、内容については明らかにしていない。松竹関係者によると、来夏公開予定で調整が進められているという。