第53回ブルーリボン賞が25日、東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)から発表された。授賞式は2月15日、東京・銀座ブロッサム(中央会館)で行われる。

 作品賞は、湊かなえ氏原作のベストセラー小説を映画化した「告白」が受賞した。「生徒に娘を殺された」という女教師(松たか子=33)の告白から始まる衝撃的な内容で、興収38億円を超える大ヒット。海外からリメーク権のオファーが届く話題作になった。中島哲也監督(51)は「あれだけの言語量を映画にするのは大変。暗中模索で、楽しみつつ、苦しみました」。主演の松について「松さんでなければ、映画にしなかった。主人公の森口というモンスターに、松さんが感情を入れてくれた。すごい女優さんです」と絶賛していた。