マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインという超豪華なオスカー俳優たちが夢の競演を果たし、ラスベガスを舞台にオジサンたちが大暴れする「ラスト・ベガス」が、24日に日本で公開されましたが、映画同様に今、ハリウッドではオジサマがモテモテなんです。

 本作は、58年来の幼馴染4人が、唯一独身を貫いてきたダグラス演じるビリーの結婚式に出席するために久々に再会し、眠らない街ベガスで大騒ぎする笑って泣けるハートフルなコメディ。悪ガキだった4人が童心に戻り、70近い老人たちがモテモテぶりを発揮するのですが、ビリーの結婚相手はなんと32歳も年下と言う世のオジサマたちが羨む設定。大人でお金もあり、女性の扱いが上手なビリーを熱演したダグラスは、私生活でも25歳年下のキャサリン・ゼタ=ジョーンズを射止めています。一時は別居していたこともあった2人ですが、最近は元サヤに戻ったといわれており、映画さながら若い女性を虜にしているダグラスは、まさにはまり役でした。

 今ハリウッドでは、ビリー同様に余裕のある大人のオジサマがモテモテです。最近では、生涯独身を公言していたハリウッド最後の大物独身貴族ジョージ・クルーニー(53)が、16歳年下の敏腕弁護士アマル・アラムディンさんと婚約しました。初デートにこぎつけるまでに3度断られたといわれていますが、俳優、監督としてだけでなく、人道家としても活動する知的で大人の魅力溢れるクルーニーに才女アラムディンさんも次第に惚れていったようです。

 多くの女性ファンを虜にしているジョニー・デップ(50)も、22歳年下の女優アンバー・ハードと婚約。事実婚だった長年のパートナーと別れてまで交際したデップは、ハードにメロメロといわれていますが、ハードもバイセクシャルな女性の恋人と別れてデップ一筋に。結婚間近といわれ、こちらもラブラブです。若い頃はやんちゃ坊主だったショーン・ペン(53)は、現在15歳年下の女優シャーリーズ・セロンと交際中。今年の新年をハワイのペンの別荘で一緒に過ごし、セロンの養子ジャクソン君をかわいがる様子などもたびたび伝えられ、自らの監督作にセロンを起用するなど、公私ともにラブラブです。

 ドラマ「フルハウス」などで知られる元子役の双子オルセン姉妹の妹メアリー=ケイト・オルセン(27)は、17歳年上の二コラ・サルコジ元仏大統領の弟オリビエ・サルコジ氏(44)と婚約。相手にはバツがあり、前妻との間に12歳と10歳の子供もいるというから驚きですが、姉アシュレー・オルセンも20歳年上の映画監督ベネット・ミラー氏(47)と交際中です。

 ちなみに、22歳年の差で09年に8年間の交際の末にキャリスタ・フロックハートと結婚したハリソン・フォードは、71歳にして過去の大ヒット作「スター・ウォーズ エピソード7」と「ブレードランナー」への相次ぐ出演が決まるなど、衰え知らず。若い奥さんをもらうと、元気でいられるということを体現しているようです。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)