本コラムでは、私の似顔絵師としての13年間で7万人描いてきた経験を元に独自に編み出した新しい顔相学「顔パーツ占い」で、話題の有名人の顔を分析しております。絵と顔パーツ分析の両面でお楽しみいただけましたら幸いです。

 今回は、国民的関心事であった笑点の司会者交代で、桂歌丸から推薦を受けて引き継がれることになった春風亭昇太を取り上げたいと思います。あの若さで国民的人気長寿番組の司会者に大抜てきを受けた彼の顔にはどんな本性が見えてくるのでしょうか。

春風亭昇太
春風亭昇太

 まず、彼の目と鼻を掛け合わせた詳しい人物タイプは「頼りがいのあるみんなの先輩」タイプ。気高さとリーダーシップで周囲を引っ張っていけるリーダー相を持っています。面倒見もよく、肝っ玉母さん的な懐の広さも持っていますので、人身掌握術にたけた相と言えます。支配力と周囲への気遣い、双方に優れた司会っぷりをみせてくれそうです。

 ただ、時にその誰にでも優しくしてしまう面倒見のよさから、思わぬ嫉妬やねたみを買ってしまい、人間関係でのトラブルなども起きやすい相なので、自らの立ち居地をよく理解し、時にはドライな関係も築いていけるようにすると問題が起こりにくくなりそうです。 あの癖の強い先輩落語家たちをまとめるには、気を使いすぎず、適当にドライに受け流すくらいの気持ちの方が、タイプ的にはうまくやっていけそうです。持ち前の肝っ玉の強さから、あまり臆病にならずに堂々とこなせるかが鍵でしょう。

 そして今回、少し珍しい特徴が見られたので少しその辺りを解説してみたいと思います。

顔占いタイプ診断タイプ一覧
顔占いタイプ診断タイプ一覧

 昇太の首、口が少しだけ向かって右下にずれている事が見受けられます。こういった特徴を持つ場合、その部位の特性をゆがめると考える事ができます。この場合、首は自尊心、自立心、そして、口は発言や感情を表しますので、その辺りにゆがみや迷い、自信のなさ、起伏の激しさ、などを感じる部分が見られるのではないかと予想します。

 例えば、首のゆがみは表向きには輝いて明るく見える方でも、裏で独りになった時には落ち込みやすかったり怒りっぽくなったりしてしまうなどの特性を持っています。また、口のゆがみは気分屋で時に嫌みを言ってしまったり、自信のない発言をしてしまったりなど、感情の起伏が激しい特性を表す相でもあります。よく言えば天才肌、悪く言えば変わり者と言われやすい人柄かもしれません。こういった方には、いつでも愚痴や悩みを聞いてくれるだけのはけ口になってくれる存在が必要です。当然ここまで上り詰めてこられた方なのでそういった役割になってくれる方は多いと思いますが、今後は大役を任され、より一層そういった存在が必要になってくると思われます。

 その分、独自の感性や立ち居地は磨かれますので、非常に個性的でオンリーワンな存在になれる相でもあります。あの笑点メンバーの中で、実は最も癖の強いキャラは昇太なのかもしれません。

 また、彼の唇は下唇が前に出ていますので、頑固で昭和のおやじ的な考え方の持ち主であることが分かります。意外にもプライベートでは亭主関白で昔ながらの厳しいおやじキャラなのかと思われます。

 新しい笑点、どうなるのか楽しみに見ていきましょう。