使い捨てカミソリ国内トップシェアの貝印(東京都千代田区)が行った「男性の美容意識」に関するアンケートで、男性の「ツル肌」志向が明らかになった。

 20代~30代の男性333人に聞いたところ、約半数が「自分の体毛が気になる」と答えた。同社では「ひと昔前はわざと体毛を見せるなど、体毛が男らしさの象徴でしたが、現在はきれいに処理し、ツルツルした肌を保つことが男性の美意識に変化してきている」という。

 実際に、女性は男性の体毛にシビア。女性333人に「男性の気になる体毛」を聞いたところ、「胸毛」(55・0%)「鼻毛」(53・8%)「ヒゲ」(34・2%)のトップ3のほか、21・9%が「手足の指の毛」を挙げ、細かい部分もチェックしていることが分かった。ほかに「腕の毛」「すね毛」も20%を超えた。

 男性のツル肌志向でさまざまなグルーミング用品が市場に投入されており、同社が今年発売した眉ケア用の音波振動カミソリ「BI-HADA

 OMPA

 for

 men」は、発売2カ月で出荷数が当初予定の220%というヒットとなった。特に20代の男性の55%以上は眉ケアをしているという。肌の露出の多い季節、「ツル肌男子」の勢いはますます加速しそうだ。