吉本新喜劇座長すっちー(43)が27日、「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」(29日まで)で上映される主演映画「西遊喜」の舞台あいさつを行った。

 那覇市の桜坂劇場ホールに、三蔵法師にふんしたすっちーが、孫悟空(吉田裕)沙悟浄(松浦真也)猪八戒(酒井藍)を引き連れて登場。客席の歓声にこたえて、すっちーは漫才コンビ「ビッキーズ」時代からおなじみの「飴ちゃんばらまき」サービスで客席をわかせた。

 「西遊喜」は、テレビ局と吉本興業の共同製作映画を集めた「TV DIRECTOR’S MOVIE 2015」に出品。往年の人気作「西遊記」を新喜劇流にパロディー化し、今年1月にMBSテレビ(大阪市北区)で放送されており、その映画版になる。

 台湾ロケも行い、大阪のおばちゃんキャラ「すち子」だ大人気となっているすっちーは「自分がこんな格好なんで、こいつは男なのか女なのか? と。笑い以前の視線が現地の人から投げられてたんで、ずっとにらみ返してました」とか。

 また、巨漢女優の酒井は、遊園地で乗り物に乗る場面で、不測の事態が。「体が大きすぎて、安全ベルトが締まらない、ヘルメットはかぶれない。現地の人が2~3人がかりでやっと締めてもらったけど、ベルトの跡が腫れちゃって」。演技以前に苦闘があったことを明かし、会場は笑いに包まれていた。