俳優村上虹郎(18)が28日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた主演映画「忘れないと誓ったぼくがいた」(堀江慶監督)の初日舞台あいさつに参加した。

 村上演じる主人公が、早見あかり(20)演じる人々に忘れられていくヒロインを忘れないでいようとする、切ない青春ラブストーリー。

 これにちなみ「もし忘れられたら」と質問が飛んだ。村上は「どうしよう? 僕は(人に忘れられて)落ち込む前に、無賃で旅をしまくる。走り回って、逃げまくって、指名手配されないから。今日だったら飛行機とか乗ってみたい」とドッキリ回答で会場を沸かせた。

 早見は「ちっちゃいけどポジティブだよね。それ(人に忘れられること)を使って、悪いことをしちゃえって言う虹郎がすごい。私なら消えたいって思う」と苦笑いした。

 村上はこの日、自分の名前にもある「虹」のようにいろいろな色が混じった、不思議な色のポンチョを着て登壇した。

 客席から「服の意味は」と聞かれると「ないです」と苦笑いした。司会から「レインボーカラーだから」とフォローを入れられると、照れ笑いを浮かべた。

 この日は2人の他に、村上演じる主人公を一途に思う同級生を演じた大沢ひかる(20)と主人公の姉役の池端レイナ(27)も登壇した。