日本テレビ「スッキリ!」の司会を務める上重聡アナウンサー(34)が一部週刊誌にコンプライアンス違反疑惑を報じられたことを受け、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏(39)が2日、ブログを更新。「上重アナに悪気があるようには見えない」と擁護した。

 2日発売の「週刊文春」は、上重アナが靴小売りチェーン「ABCマート」の元会長の男性から1億7000万円を無利息で借り、都内の高級マンションを購入したり、男性名義の高級外車を乗り回していると報じた。同番組の有力スポンサーから、報道機関である民放社員が金品などの便宜をはかってもらうことは重大なコンプライアンス違反ではないかと指摘している。

 この報道を受け、ブログで言及した長谷川。コンプライアンス違反という同誌の指摘については「否定しきれない」としながらも、面識はないが爽やかな好青年という印象を抱いているという上重アナに対し、「とても悪意を持ってやった行動とは思えない」と主張。「彼自身は『ご厚意に感謝して、いい物件だと思って購入した』という感じなのだと思う。だとすると、今後、適切に処理し、本人が次に同じことをしなければ、『気を付けろよ』で済む話の気がする」と私見を述べた。

 また、「実は我々アナウンサーだけではなく、テレビに出演している人間は…はっきりと言ってしまうが、大なり小なりの『利益供与』とも受け取れる行為は…ほとんど全員が受けているものだと思ってほしい」とつづった長谷川。テレビに出ている有名人が商品などをメディアで宣伝してくれることを期待して、企業が無償で提供することは日常茶飯事だとした。

 ただし上重アナの今回の一件については「ABCマートは有力なスポンサーであるということ。そして、いくらなんでも…金額が高すぎること」が問題であるとし、「とにかく早めに売却手続きをして、こういう指摘はもう受けないようにした方がいいと思う」と助言した。