SMAPの中居正広(42)が、2月19日に死去した実父の正志さん(享年79)が闘病中にダウンタウンの松本人志(51)が病室を訪れたことを明かし、そこで見せた気遣いに「この人とお付き合いして良かった」と感謝した。

 17日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、中居が自身のラジオ番組で正志さんが死去したことを公表したことが話題に。「何でこのタイミング言ったのか」と首を傾げる松本に対し、中居は「タイムリーだと“可哀想”って思われるのも嫌ですし、バラエティーの仕事とかに邪魔になる」と説明した。また「四十九日法要を済ませましたし、(父親の死は)消化しきれている」と語った。

 中居は今年の年始に松本と食事した際、正志さんの状況を報告したという。その際、正志さんと面識もなかったという松本が「何かできることはないかな?会いたいけど」と見舞いに行くことを提案してくれ、正志さんが亡くなる2週間ほど前に病室を訪れてくれたという。当時、正志さんはすでに喋れる状態になかった為、「来られたら来てほしいが、(松本)ひとりで背負わせるのは申し訳ない」と思った中居は松本のほか、タモリ(69)と笑福亭鶴瓶(63)の3人で病室に来てもらうことにしたという。

 MCを務めるお笑いタレントの東野幸治(47)が「松本さんは『芸能界で友達は誰か?』という質問に『中居くんかな』と答える関係性があるから」と語ると、中居は「芸人さんとしてもそうですし、男としてお付き合いしてくれて、どこかで尊敬している部分がある」と松本について語った。

 また、見舞いの際タモリが仕事で先に病室を出ないといけなくなり、鶴瓶も「俺も行くわ」と帰っていったときのこと。中居は松本にも「1人で残るとキツイので」と帰ることを促したというが、松本は「今までワーワーしていたのに、みんなで帰ったら、お父さんが寂しすぎるから、俺は残るわ」と1人だけ残ったという。そんな松本の気遣いに対し、中居は「その瞬間に(父の思いを)考えられる人、感じられる人・・・20分くらい残ってくれた。この人とお付き合いして間違いない」と思ったと感謝した。

 松本は「違うんですよ。うちの親父も時期的に・・・」と昨年、父親を亡くしていることを理由に挙げ、照れるように釈明する。しかし中居は「この人とお付き合いしていて良かった。僕の目にも狂いはなかった」としみじみと語った。