人気子役の鈴木梨央(10)と瀬戸朝香(38)津川雅彦(75)が22日(日本時間23日)カンヌ映画祭特別招待作品となった、フランスのアニメ映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」(マーク・オズボーン監督、11月公開)ワールドプレミアに参加した。3人は日本版の声優として、米国版とフランス版でバラを演じたフランスの女優マリオン・コティヤール(39)、鈴木が演じた主人公の米国版を演じた、米期待の子役マッケンジー・フォイ(14)ら、世界で活躍する俳優陣とレッドカーペットを歩いた。鈴木の着物姿が、世界各国のカメラマンの目を引いた。

 上映後、取材に応じた鈴木は「大勢の人に囲まれ、たくさんにぎわっていて、緊張したけれど楽しかった」と笑みを浮かべた。瀬戸は「レッドカーペットを今まで夢見ていたので、自分の中で楽しむことが出来た。貴重な体験をさせていただいた」と喜んだ。津川は「カンヌ含め(海外の)映画祭そのものが初めて。映画の好きな人が、本当に集まっていたんだなという雰囲気があって、とてもうれしかった」と、しみじみと語った。(村上幸将)