上方のベテラン漫才コンビ「大木こだま・ひびき」の大木ひびき(59)が、約10歳下の一般女性Aさんと結婚していたことが1日までに分かった。

 知り合って30年以上、交際約10年を経て、還暦を目前にした“ケジメ婚”になる。

 取材に応じたひびきによると、3月に大阪市内の区役所に婚姻届を提出し、ハワイで挙式。近く新たなマンションへ移り、新生活を始める。ひびきは吉本所属の以前に結婚歴があり、再婚。経緯を語った。

 「病気もあって、今までゴルフに旅行と、自分のために生きてきたけど、ちょっと誰かの、こいつのために生きてみて、きちっと再スタートしたいと思った」

 ひびきは4年前に急性膵炎(すいえん)を患い、節酒するなどし、体重は15キロ減少。急激な体重減少で体調不安が増えたことや、昨年1月に相方・大木こだま夫人の海原さおりの相方、海原しおりさんが亡くなったことなどもあり、男としてのケジメを考え始めた。

 「病気のときも、文句言いながら世話を焼いてくれて、気付いたら横におって、安心できる人やった」

 新居を探し、2人で家具も物色し、190万円のソファに一目ぼれ。メンズ・エステで200万円をかけて肌の手入れも行った。

 「陶芸とか同じ趣味もある。小旅行行って気持ちも新たにして、もう1回きっちり漫才やる。自分で仕事のケツたたいて、再スタートや」と言い、ケジメ婚を機に、熟練の漫才に新たな味が加わりそうだ。