女優剛力彩芽(22)が6月30日、東京・神宮球場のプロ野球ヤクルト-阪神戦で始球式を行った。

 始球式は12年9月以来、2度目。プリンセスドレスを着て、頭上にはティアラというシンデレラスタイル。タキシードを着たヤクルトのマスコット、つば九郎のエスコートでマウンドに到着した。サウスポーから自慢の“剛”速球を投じるはずだったが、惜しくも投球はワンバウンドストライクで捕手のミットに吸い込まれた。「すごく緊張した。バウンドしたのは悔しいけど、自分の中ではよい球が投げられた」と納得の1球だった。

 投球前には、ヤクルト山田哲人内野手(22)から直接指導を受けた。「下半身をしっかりと使うことと、マウンドを蹴るようにすることを心掛けるように言われた」。的確な助言のおかげで「肩に力が入らず、リラックスして投げられた」という。山田は「剛力さんはきれいな方だし、投球フォームもきれい」とのみ込みの早さをほめた。

 前回は父親を相手に投球練習をしたが、今回は仕事の合間にマネジャーを相手にした。「昼休みの公園で100球ぐらい投げた」という。自身の名前とイラストが入ったグラブはこの日のために作った特注品。「もし3度目があれば、今回こそノーバウンドでまっすぐ投げたい。お父さんと練習しようかな」と、三度目の正直に意気込んだ。

 投球後のつば九郎との会見では、「結婚して」と筆談で迫られるシーンも。ずうずうしい申し出に「どうしよう…」と笑顔で悩んでいたが、つば九郎は慌てて「じむしょのめがこわい」と申し出を取り下げ、笑いを誘った。始球式は剛力がヤクルト「ジョア」のCMに出演していることから実施。先着4000人にジョアをプレゼントした。