演歌歌手三山ひろし(34)がクラブDJグループを1日限定で結成し、13日、東京・六本木マハラジャでイベントを行った。

 異色のコラボが実現した。お立ち台の上に、トレードマークのけん玉を持った三山が登場すると、3人組ヒップホップグループ「クリフエッジ」と自分の曲「お岩木山」のラップバージョンを披露した。

 歌唱中にタオルを振り回したり、右腕を上下させるラッパーの振りを披露した。「クラブに来たことがないので、どうしたらいいのか分からない」と振り返ったが、けん玉も披露するなど終始ノリノリだった。

 5月4日に都内のライブハウスでロックバンド「This Is Not a Business」とコラボした。この日は、以前から演歌に興味があったというクリフエッジ側から依頼があり、コラボが実現した。

 ラップ用の歌詞も加える限定バージョンだった。歌い終わった三山は「演歌とラップが意外と合うなと思いました。音楽の夜明けですね。メッセージ性も高くなりました」とご満悦の様子だった。

 「(アレンジを入れたラップバージョンを)このまま僕にください。アルバムに入れたい。演歌もロックもポップスもラップも、人と人をつなぐコミュニケーションツールになるかも」と新たな可能性に胸をふくらませていた。