演歌歌手小林幸子(61)の声を使って、自由に曲を作れるソフト「VOCALOID4 Library Sachiko」の発売記念イベントが28日、都内で行われた。

 400を超える小林のボイスサンプルを基に好きな歌詞とメロディーを入力するだけで、小林の声で曲作りができるソフトで、イベントに参加した小林も目を丸くした。

 「コンピューターで歌ができちゃうなんて、すごい時代。演歌を知らない世代の人が私の声で曲を作るかも知れない。どんな小林幸子になるのか楽しみです」

 小林の歌い方や節回しもまねることができるといい、「裸にされているような気分。自分で聞くと恥ずかしいです」。アニメのイメージキャラクターもできたことには、「若くてきれいでピチピチ」と笑顔を見た。

 最近の小林はネットの世界でも「ラスボス」と呼ばれる人気者だ。「リアルな世界とネットの世界の懸け橋になれればいい。今は自分自身がいろんなことを面白がって挑戦している。幸せです」。

 今年4月にはプロレスデビューもはたした。今後も新たな挑戦があるという。「今は言えないの。でも、楽しみにまっていてくださいね」。さまざまなジャンルに挑む“進撃の幸子”はまだまだ続く。