阿部寛(51)主演のTBS系ドラマ「下町ロケット」(18日午後9時から)の完成披露試写会が12日、都内で行われた。

 阿部は舞台裏で安田顕(41)から「阿部さん、(作品を)見ますよね?」と言われ、登壇の準備をしながら試写を見たという。「僕、今日、安田くんに脅されて初めて試写を見たんですけど、泣きました」と明かした。

 1話では、阿部演じる町工場社長が、ライバルの大手企業から特許侵害で90億円の損害賠償を請求され、和解案として買収を持ち掛けられ、いったんは受け入れを決意するが、立川談春(49)演じる経理部長の熱い後押しで、戦う決意をする場面がある。そこが阿部の“泣きポイント”だったという。「台本を読んでいるんだけど、こんな、すばらしい作品に出られて良かった。感無量です」と目頭を熱くした。

 また阿部演じる主人公の娘を演じる土屋太鳳(20)も、冒頭のあいさつで「こんなに愛情のある作品に参加でき、うれしいです」と声を詰まらせた。

 この日は、真矢ミキ(51)恵俊彰(50)吉川晃司(50)も登壇した。恵はTBS系「ひるおび!」(月~金曜午前11時)、真矢も同局系「白熱ライブ ビビット」(月~金曜午前8時)で司会を務めている。そのためか、恵は談春、真矢は安田と、隣に並んだ共演者を絡めつつ、軽快にトークを展開。真矢は「半年(MCを)やってきましたから」と苦笑い。これには、この日の司会を務めたTBSの江藤愛アナウンサー(29)も「助けられています」と感謝していた。