吉本新喜劇の池乃めだか（７２）の芸能生活５０年を記念した新喜劇座長公演が２０日、大阪・なんばグランド花月で開幕した。

　舞台ではめだかが演じる「猫」と、間寛平（６６）の「猿」がじゃれあいバトルを繰り広げた。最後は寛平にパンツまで脱がされ、まさかの全裸姿にされた。めだかは「手も足も出えへんやないか…」。股間を両手で隠していたため得意の猫マネもできず、ギブアップ。「電気消して～」と劇場スタッフにお願いし、なんとか「あわや」は回避した。

　同公演でめだかは、５０年続くうどん店「花月うどん」の店主役を演じた。舞台の最後にうどん店と芸歴を重ねて「５０年間、つらいことも、辞めようと思ったこともあった。でも、よく頑張った。５０年間続けてこれたのもお客さんのおかげ」と客席に向かって頭を下げると、大きな拍手が起こった。しんみりするめだかに共演者から「誰としゃべってねん！」とツッコミが入ると、会場は笑いに包まれた。

　同公演は２６日まで。公演の模様は３１日のＭＢＳテレビ「よしもと新喜劇」（午後０時５４分、関西ローカル）で「池乃めだか芸能生活５０年スペシャル～めだか寛平サルネコ１２０分～」として放送される。また、１１月２０日には、めだかの５０周年記念特別公演「ちっさいおっさん大祭り」が同劇場で開催される。