レストラン情報サイト大手「ぐるなび」が、約1000人を対象に「今年是非食べてみたい鍋料理(トレンド鍋)」の意識調査を行った。

 上昇キーワードからトレンドを読み解いたところ「北陸鍋」(89・0%)「高級冬魚鍋」(85・1%)が圧倒的な支持を得た。北陸新幹線開通により、ノドグロ、カニ、ブリなど北陸の海の幸が話題を集めたことがポイントという。

 1位の北陸鍋でも注目食材はノドグロ。男子プロテニスの錦織圭の好物としても注目度が上がった。脂が多く、もっちりした食感が特徴で、今年はノドグロをしゃぶしゃぶで味わえる店も登場している。ほかに、北陸で水揚げされるズワイガニを使ったカニ鍋、寒ブリを使った鍋も人気を集めた。

 2位の高級冬魚鍋は、フグやアンコウ、クエなどの高級魚に注目が集まった。「ウニ×アンコウ」など、高級食材を掛け合わせた鍋も新たなトレンドという。

 3位はがっつり肉鍋、肉タワー鍋、すき焼き風鉄板鍋、4位はスーパーフード鍋、5位はジビエ鍋だった。

 トレンドとしては、「パクチー(香草)」も人気。独特の香りや苦み、酸味があり、好き嫌いが分かれる食材だが、近年は女性を中心に“パクチスト”と呼ばれるパクチーファンも急増中。ダシはあっさりした塩味から、トムヤムスープを使ったピリ辛なものまで幅広い。ビタミンなどの栄養も豊富なことから、ヘルシーで美容効果も高いと人気を集めているという。