元宝塚歌劇団トップスター、蘭寿とむが、フジテレビ「アンダーウェア」(13日から4週連続、金曜午後9時)でドラマに初出演する。宝塚トップスターの先輩、大地真央との共演も実現した。

 「アンダーウェア」は桐谷美玲主演で、高級下着メーカー「エモーション」に就職した女性の奮闘を描く。蘭寿はファッション誌のカリスマ編集長、大地は「エモーション」社長をそれぞれ演じている。

 宝塚退団から約1年半の蘭寿は、大地との共演に大緊張したというが「『大丈夫よ』と優しく声を掛けてくださったり、『兵庫県出身で一緒だね』と気さくに話しかけてくださったりしたのがうれしかった」。大地の印象について「優しくてきれいでスタイルもよろしくて、あこがれの人です」と話した。

 また、ドラマ初挑戦について「舞台とは違う緊張がありました」とし「宝塚では舞台から遠くにいるお客さまには双眼鏡で見ていただいたりしていましたが、映像作品では撮影カメラが近づいてくれるので、体で表現することよりも、感じることを大事にしました」と語った。

 関口大輔プロデューサーは「強い女というイメージと、華やかな一面もないといけない難しいキャラクター。我々がイメージしていたステレオタイプなキャラクターが、蘭寿さんによってきらびやかに魅力的な女性に生まれ変わりました」と話している。