津川雅彦(75)が4日、都内で行われた新藤兼人賞授賞式で、日本映画界に向けて痛烈に苦言を呈した。

 賞を主催する日本映画製作者協会が、映画や映像を製作する中小の独立プロダクションが加盟する団体であることを前提に「残念ながら、今の日本映画は絶望的な環境。(大手の)映画配給会社が独立プロの利益、映画そのものを食いつぶしている構図が直らないことには」と指摘。さらに「テレビ局が作る、映画なのかテレビなのか分からない、軽い映画がヒットする」と言い、首をかしげた。