作詞家やタレントとしても活躍した作家で元参院議員の野坂昭如さん(享年85)の訃報を受け、ジャーナリストの田原総一朗氏(81)が野坂さんとの思い出を振り返った。

 田原氏は10日、ツイッターで「野坂昭如さんが亡くなった。彼は自ら落ちこぼれる事で、天皇制、アメリカ、自衛隊、あらゆる事にNOと言い続けた。KYと言う言葉がある。日本は空気の国で、空気を読まないとうまく生きて行けないのだが、野坂さんはあえて『俺は空気が読めない』と言い切って何にも縛られない自由な生き方をした」と、無頼派と呼ばれた野坂さんの人柄をしのんだ。

 野坂さんは2003年に脳梗塞で倒れ闘病を続けていたが、9日午後10時37分ごろ、心不全のため東京都新宿区の東京医大病院で死去した。