気になる静岡県テレビ局のアナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。SBS(静岡放送)黒田菜月アナ(24)の登場です。大学時代は4年間、東京の有名神社でみことして働いていました。現在も御朱印集めなどで神社巡りが趣味。その魅力を聞いてみました。

 -アナウンサーを目指したきっかけは

 大学時代、東京大神宮でみこをしていました。そこで恋愛相談に乗ったり、人から話を聞くことが楽しいと思うようになりました。それで記者やアナウンサーなど、人から話を聞く仕事をしたいなと。

 -東京大神宮といえば、縁結びのパワースポットで有名ですが

 はい。いらっしゃる方が、すごく悩まれるんですよね。そういう時に「一番、ご自身でひっかかるところは何ですか」と聞いてみたり、1人1人と向き合って話すことが好きだったんです。話を終えて笑顔で帰られる姿を見るのがすごく好きでした。

 -何年間、みこのアルバイトを

 アルバイトじゃなく「じょきん」です。菌を除去するわけじゃなく、「助勤」です(笑い)。4年間やっていました。週末は結婚式のお手伝いもしました。

 -毎回衣装に着替えて

 そうです。当時は1分もあれば着れました。シャシャシャシャって。身が引き締まりましたね。

 -今は御朱印集めが趣味とか

 そうです。今でも神社巡りが好きです。御朱印帳、持ってきました。

 -すごい数ですが何カ所くらい

 延べ50カ所以上です。仙台の青葉神社、西は京都の伏見稲荷にも行きました。

 -静岡の神社は

 静岡浅間神社は、さすがに将軍徳川家康のお膝元とあって、しっかりどっしりとした印象です。三嶋大社には鹿がたくさんいて驚きました。

 -神社の魅力は

 足を運ぶだけで、リフレッシュできるところです。(神前で)手を合わせた時、今の自分を振り返ると思うんです。何かをお願いする人は今、最も必要としていることは何か、真っ先に何をしなきゃいけないのかって、(心の)整理ができますよね。それに、神社には木々や草花があるので、落ち着きます。私の名前「菜月」も野菜の菜に、月と書きますが、もともと、自然が好きなんでしょうね。

 -そうした意味では静岡も

 はい。都会的なところと自然が共存していますよね。今年4月入社で、まだ8カ月ですが、すごく住みやすいです。

 -では、どういう経緯でSBSに入社を

 それは、あるインスピレーションがありまして…。

 「その1」は「神社トーク」に終始しましたが、「その2」では、就職試験を振り返りつつ、SBSを受験したインスピレーションについて、聞いています。加えて、大学時代に学び経験したこと、実は「〇〇派」な素顔も紹介します。【柳田通斉、鈴木正章】(つづく)

 ◆黒田菜月(くろだ・なつき)1991年(平3)4月3日、横浜市出身。法大法学部国際政治学科卒。15年に入社。担当番組はテレビは「みなスポ」、ラジオは「黒田菜月のアナらじ」「なつき&もえかの Ranking Paradise」など。血液型A。