NHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜午前8時)で、主人公あさの少女期を演じ、23日からあさの長女千代役で再登場する女優鈴木梨央(10)が、あさと正反対の性格を演じることが17日、分かった。あさの少女期は木登りや男子と相撲を取るおてんば娘だった。一方の千代は仕事で多忙な母あさに相手にされず、寂しい思いをするナイーブでおとなしい設定のため、動から静となるという。

 すでに収録を終えた鈴木は「宮崎あおいさんの演じるあさの姉で、女性らしいはつに憧れる役でもあるので、宮崎さんのお芝居を見て、おしとやかさを勉強しました」とコメントした。

 NHKの佐野元彦制作統括は鈴木について「正反対のキャラクターを同じ番組内で演じ分ける力を持っている。後半の鍵となるナイーブな千代を演じるのはとても難しいが、見事に表情豊かに演じた」と絶賛した。違いは性格だけではない。あさを演じる女優波瑠自身にあり、少女期のあさにもあったあごの右下のほくろが、千代にはない。