武田真治(43)が29日、都内のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで行われた、フジテレビ系主演ドラマ「日本のヴァイオリン王~名古屋が生んだ世界のマエストロ 鈴木政吉物語~」(2月14日午後4時5分)会見に参加した。

 この日は、武田が主人公のバイオリン職人鈴木政吉を演じたこと、放送日がバレンタインデーであることにちなみ、競演の笛木優子(36)と中村ゆり(33)が、チョコレートでできた“世界に1つだけの”バイオリンを持って駆けつけた。すると会場には、SMAPの「世界に一つだけの花」が流れた。SMAPの解散危機騒動があっただけに、武田は「何はともあれ、BGMを切ってもらえませんか? 私、既に十分サプライズをいただきました」と苦笑した。

 武田が演じた鈴木政吉は、三味線職人から、弾いたことのないバイオリン作りに転じ、独学でバイオリン作りに挑戦し、日本で初めてバイオリンの大量生産に成功した人物だ。一方で、笛木が演じた妻・乃婦に加え、中村が演じた芸者・良を気に入り、間に生まれた子を含めて自分の家族と同居させ、最終的には9男4女をもうけた、型破りな人生を送った。武田は2人の妻を持った政吉の生き方について聞かれると「ここが見出しです!! 僕が思うに、一代でバイオリン帝国を築き、社会的に成功し、13人の子どもを持つほど立派だったと思う。誰も傷つけていないので、いいんじゃないでしょうか? 誰にもウソをつけず『これがお気に入りの芸者だ』と言って(自宅に良を)連れてきたのですから」と笑顔で語った。

 一方、笛木は「私個人としては難しいですけど…政吉さんには魅力があったんだと思うし。私としては、一生懸命仕事をやっている方は、尊敬できるし好きなんです。でも、政吉さんは厳しい」と苦笑い。中村も「時代や立場が違うから…でも、現世の私だと絶対に嫌!!」と言い切った。