俳優松田龍平(32)が5日、東京・渋谷のNHKで、ナレーションを務めるNHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境」(10日午後9時、全4回)の試写会に出席した。

 番組のナレーションは自身初で、「どちらかというと、案内人が得意なタイプではない(笑い)。それを含めて、すごいチャレンジだなと思った」と振り返った。

 第1回は、3000種類いるといわれるアマゾン川の魚や、その驚くべき習性にスポットを当てている。乾期になると、魚が団体で川を遡上(そじょう)していく映像に驚いたといい、「今まで魚に感情移入したことがなかった。生きる力強さというか、飛び跳ねる姿を見て感動しました」と話した。

 番組では、デンキナマズが電気で周囲の魚を感電させる瞬間の撮影に初めて成功した。松田は「電気でコロッてなるところは、魚に同情しました」。自分でアマゾン川に行く可能性を聞かれると、「アマゾンには…行きたくないな(笑い)。過酷さは計り知れない。そう簡単に『行きたいです』とは言えない。ただ、興味はある。過酷なことほど自分を育てるものはない」と真剣に答えていた。