女優広瀬すず(17)が29日、都内で行われた主演映画「ちはやふる 下の句」(小泉徳宏監督)の初日舞台あいさつで腰を抜かしてしまった。野村周平(23)真剣佑(19)上白石萌音(18)松岡茉優(21)ら、前編の「上の句」(3月19日公開)と合わせた2部作で意気投合した共演者と並ぶと「今日の公開で、もう最後なんだね」と冒頭から涙ぐみ、原作者末次由紀さんから演技絶賛の手紙が届けられると、指でしきりに目の縁を押さえた。

 続いて「ちはやふる」の続編製作がサプライズ発表された。広瀬はもう、涙が止まらない。感極まってその場で座り込んだ。松岡に助け起こされたが、そのまま真偽を確かめるために舞台端にいた小泉監督(35)の元に歩き出し、もはや舞台あいさつどころではない様子だった。今回が映画初主演の広瀬は「私にとっては言葉に表すのが難しいくらいの作品です。末次先生にほめられて、その続編も…」と最後まで言葉にならなかった。

 「ちはやふる」は3月19日公開「上の句」がこれまで117万人を動員するヒット。この日公開の「下の句」と合わせ配給元の東宝では計300万人の動員を目指している。続編は同じ顔ぶれで来春撮影に入り、来年中の公開を予定。