東貴博(46)が主宰するお笑い養成所「笑塾(しょうじゅく)」が4期生を募集する。

 父の東八郎さん(享年52)が主宰した養成所を昨年、27年ぶりに復活させた。2年連続で若者を募るが「若手を育てるなんて大義があるわけじゃない。今の子たちが、どう考えているかを知りたいだけ」といい「学費はありません。サークル気分で週に1度、浅草までやって来て」と話す。

 昨年3月、妻安めぐみ(34)が長女詩歌(うた)ちゃんを出産した。イクメンとして子育てにも協力しており「娘にはベストの選択をして欲しい。チャンスをたくさん与えるため、バレエ、ピアノ、バイオリンなど習い事をいろいろさせたい。実は『笑塾』も同じなんです」という。

 昨年入塾した13人から早くも芸人が誕生した。「美大生でしたが、フリップ(ボード)に絵を描くネタでお笑いライブに出たり、オーディションを受けている」。お笑い作家志望者には吉本興業のスクールを紹介した。「僕らの時代は、師匠のかばん持ちから始めたけど、今は違う。ベストな道をアドバイスしてあげられた」。遠回りさせず、道案内する形で才能の開花を期待している。

 芸能活動と父親としての役割を両立させており「今は親子3人で手をつないで歩くのが楽しい。そろそろ次の子も…」という。子育て、人育てを通して、父親としても成長している。

 ▼笑塾4期生募集 18~25歳までの男女。劇団などに所属せず東京・浅草に週1回通えること。28日に「浅草花やしき」でオーディション。応募は〒107・0052東京都港区赤坂7の6の52、ハイツ赤坂311「笑塾オーディション事務局」まで。18日必着。