第1回KOBE裕次郎映画祭(主催・日刊スポーツ新聞社、特別協賛・宝酒造)が7日、石原裕次郎さんの生誕地である神戸市の神戸朝日ホールで開催された。

 会場には、約500人の裕次郎ファンが訪れ、デビュー作である映画「太陽の季節」と劇場公開以来46年ぶりの上映となる「愛の化石」を観覧。上映の間には俳優徳重聡(37)とドラマ「西部警察」の演出を手がけた映画監督の村川透氏(79)によるトークショーも行われた。村川監督は「裕次郎さんを見て、魂をわしづかみにされた。表現の仕様がないが、伝説」とその存在の大きさを語った。

 会場内には、宝酒造による「とびきり上等な裕次郎Bar」が設けられ、無料でお酒が振るまわれ、裕次郎さん出演作品のパネル展も実施。ファンが熱心にながめていた。

 映画祭は8日まで同会場で開催される。上映作品は「狂った果実」(56年)と、神戸で撮影された「赤い波止場」(58年)。