浅野忠信(42)の主演映画「淵に立つ」(深田晃司監督、今秋公開)が、カンヌ映画祭の「ある視点」部門で、審査員賞を受賞した。21日(日本時間22日)授賞式が行われた。浅野は「我々は妥協なくこの映画に挑み、こんなに素晴らしいところにたどり着けました! ありがとうございます! 最高です!」とコメントした。浅野の主演映画は昨年も「岸辺の旅」(黒沢清監督)が同部門監督賞を受賞した。

 また、スタジオジブリが、オランダ生まれのマイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督と手を組んだ長編最新作「レッド・タートル ある島の物語」(9月17日公開)は特別賞を受賞。最高賞パルムドールを競うコンペティション部門は、日本時間23日未明発表。