元柔道五輪代表でタレントの篠原信一(43)が、“世紀の誤審”に泣いた00年シドニー五輪男子100キロ超級決勝の対戦相手だったフランスのダビド・ドゥイエ氏と対談し、初めて2人そろって同一戦をVTR鑑賞した。

 16年の歳月を経て、日仏の両雄が“雪解け”。カンテレ(大阪市北区)は24日、フジ系「岡村隆史のスポーツワイドショー」(午後4時5分=全国ネット)の概要を発表し、その中で明らかになった。

 現在はフランスの国会議員になり、実業家としても成功しているドゥイエ氏と、最近ではコスプレ姿まで披露し、タレント活動で超多忙な篠原。16年前には想像もつかない転身を遂げた両者は、同番組の企画「篠原信一×ドゥイエ 16年目のホントの話」で“共演”。篠原がフランスを訪ねて、ひざを突き合わせた対談が実現した。

 制作のカンテレによると、当時の試合のVTRを2人で鑑賞し、あの一戦について話を進めた。両者は篠原が柔道日本監督時代、顔を合わせていたが、16年前の試合について、じっくりと述懐、話し合ったことはなく、篠原が「日本ではいまだにあの誤審について聞かれる」と口にすると、ドゥイエ氏は驚いていたという。

 また、篠原がタレント業に忙しい近況を報告すると、ドゥイエ氏はさらに驚き、その様子をおもしろがった篠原が「おれはムービースターになるんだ」。対談は終始、和やかに進んだ。

 この模様について、同番組にパネリストとして出演していたデーブ・スペクター(62)は「これ、大ニュースですよ。ゴールデン(で)やってもおかしくないくらいの大スクープでしょ」と興奮していた。

 同番組は、岡村隆史(45)が「スポーツにまつわるうわさの真相」を追求するスポーツワイドショー。浅田真央の「恋バナ(恋愛ネタ)」や、女性騎手・藤田菜七子の日常などを紹介している。

 収録後、岡村は「20年に東京オリンピックがありますので、スポーツにしがみついていこうと。キャスターは荷が重いのでやらないですけど、サポーターとして全面的にアスリートを応援していく側に回っていきたい。そのために、スポーツ番組はやっていきたい」とコメントした。