映画「ファインディング・ドリー」(16日公開)の公開記念イベントが1日、大阪市道頓堀川で行われ、日本語版の声優を務めた女優室井滋(57)らが出席した。

 船に乗って登場した室井は「初めて道頓堀川を船で渡った。自分自身がドリーになったような気持ち」と喜んだ。「ドリーが大好きで家にはドリーの帽子やぬいぐるみ、御影石の置物などを飾っているドリーコーナーがある」と明かした。

 最近、物忘れが激しく忘れんぼうのドリーのようだという。「私はボケてるということを“ドリーする”と言っている。皆さんもお使いください」と言い、会場の笑いを誘っていた。

 「マイド!」と大阪弁であいさつしたアンドリュー・スタントン監督(50)は「パーフェクトなキャスティング。室井さんのドリーには喜び、ユーモア、感動の全てが詰まっている」と絶賛。さらに「(映画を見て)自分を受け入れること、ありのままの自分を愛することを感じてほしい」とアピールした。

 今作は03年に大ヒットした映画「ファインディング・ニモ」の1年後の世界を描く続編。何でもすぐに忘れてしまうドリーが主人公となり、ニモや父マーリンたちとドリーの家族を探す。