俳優綾野剛(34)と女優忽那汐里(23)が5日、都内で開催された映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(キングスグレイブ ファイナルファンタジーフィフティーン)」(9日公開)ワールドプレミアに出席した。

 同作は全世界で1億1500万本以上の売り上げを誇る国内屈指のロールプレーイングゲーム「FINAL FANTASY」シリーズ最新作「FINAL FANTASY XV」と同じ世界、時間、キャラクターで描くアナザーストーリー。世界最高水準のCG技術をフルに盛り込んだ完全CG作品で、新作のアクション映画を見る感覚でFINAL FANTASYの世界観を楽しめる内容となっている。

 綾野は主人公「ニックス」役、忽那はヒロイン「ルナフレーナ」役で声優に挑戦しているが、綾野は今回が声優初挑戦となった。綾野は「ファイナルファンタジーは大ファンだったので、この作品に携われてうれしいのと同時に不安もありました。本当の声優さんには圧倒的実力差を見せつけられましたが、俳優の僕が挑戦することで新しいファンが増えてくれればうれしい」と話した。戦闘シーンでは、まるで風呂上がりのような汗だくになっていたという。一方、忽那は「何度も落ち込みながらの挑戦でした。1人でも多くの人に見てほしい」と話した。

 オープニングイベントで綾野は、かなりのマニア振りを発揮。その魅力を「ファイナルファンタジーはずっとぶれない『光と闇』がテーマで、そのどちらにも正義がある。時にはこんな重いテーマでいいのかと思うこともありましたが、基本テーマがぶれていないのが魅力だと思う」。好きなキャラクターは「モルボル。今回モルボルの大きさに驚いた。あんなに大きいとは思っていなかった」と話したが、その「モルボル」のケーキも用意され、忽那と2人でナイフを刺すシーンもあった。

 「今回プロジェクトの一員として参加させていただき感謝しています。1人でもファンが増えてくれればうれしいです」(綾野)、「綾野さんは初挑戦でしたが、私にとっても挑戦でした。ぜひ楽しんでください」(忽那)とそれぞれ話した。