覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪などで14年に懲役3年(執行猶予4年)の判決を受けたASKA(58)が、薬物の依存症治療のための入院期間中に頭髪が抜け落ちてしまい、「ラブソングを歌えるのだろうか」などと不安を抱いていたことを明かした。

 ASKAは26日に更新したブログで、「僕は4カ月の隔離病棟生活の中で、何と髪の毛ががっつり抜けてしまいました」と振り返った。「シャワー上がりに、鏡に向かうと頭皮がスケスケに見えてしまうんです。特に、頭頂は激しく、フランシスコ・ザビエルのようになってしまいました」と、薄毛はかなり進行していたらしく、「もう、このままこのようになっていくのかと思うと、哀しくなりました」と当時の心境を明かした。

 看護師たちからはストレスが原因だと説明されたという。「僕は、このブログで『入院生活は過酷だった』と、書きましたが、ストレスはあまり感じていませんでした。しかし、気がついていなかっただけで、症状は出ていたのですね」というASKA。とはいえ、「この姿を、ステージで見せる勇気はないなぁと。CHAGEは良いんです。似合っていますし、しぶとく残っているどころか、増えていますから。僕は、似合わないんです。これで、ラブソングを歌えるのだろうかと・・。恐怖を覚えました。とにかく指に触れる感触がつるつるなのですから」と、自身の変貌をなかなか受け入れられなかった思いをつづった。

 しかしその後、環境が変わり、心が元気になるにつれ、髪の毛も戻って来たという。現在は「ザビエルの部分に、芝生のようになった毛が、びっしりと生えてきました。あと、4カ月もすれば、元どおりになるでしょう。一安心です」とつづった。