小栗旬(33)が、今年秋から日米同時配信を開始する動画配信サービス「Hulu」の連続ドラマ「代償」に主演することが4日、分かった。原作は作家伊岡瞬氏の同名小説で、精神的に限界まで追い込まれた弱々しい弁護士を演じる。

 幼少時代に不幸のどん底に落とされた幼なじみが、強盗殺人事件の容疑者として弁護を依頼してくる不気味な展開から物語が始まるサスペンス。小栗は「撮影以外の時は、役のことを考えないようにと思っていたのに結局考えてしまい、日ごろから、ざわざわしている感じがあった。一日中苦しんで薬を飲むシーンを何話分も撮影しました」。戸石紀子プロデューサーは「どんな役でも幅広く演じることができる変幻自在の俳優」として主演に指名したという。また「高身長のスタイルと低い声は、海外のドラマファンからも好かれる要素」と期待を寄せている。

 小栗はネット配信ドラマに初出演となる。「一気見できるのがいい。この作品も一気見することで、世界観がより深く伝わってくるんじゃないかと思っています」と話す。日米同時配信も「海外の方々にどのように感じていただけるか気になります」。主人公の幼なじみは高橋努(38)が演じる。