人気バレエ団、Kバレエカンパニーの“バレエ王子”こと宮尾俊太郎(32)が、TBS日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」(10月スタート、日曜午後9時)に初刑事役で出演することになった。宮尾は「役者として成長できるように取り組みたい」と意気込んでいる。

 ドラマは織田裕二主演。貴族の流れをくむ法門寺(ほうもんじ)家89代目当主、沙羅駆(しゃらく)が、IQ246という異能を武器に事件を解決するミステリー。宮尾は、沙羅駆が首をつっこむ難事件の捜査を担当する警視庁捜査一課の刑事を演じる。東大卒、ハーバード大卒の経歴を持つ超インテリだが、沙羅駆に振り回されてプライドを踏みにじられる役どころという。

 宮尾は「出演オファーを頂き、とてもうれしかったです。映像のお仕事をしっかりとやってみたい、という気持ちがありましたし、豪華なキャストの方々からもたくさん学ばせていただける機会をいただけたので、役者としての成長ができるように取り組みたいです」。役についても「少し変わっているところがありますが、刑事という根本的な部分が揺らがないようにしたいと思います」と意気込みを語る。

 台本も「率直に面白かった」とし「読んでいても創造力がかき立てられました。キャラクターの濃い登場人物がたくさん出てくるので、現場でもどんな風になっていくのかが楽しみです」。植田博樹ブロデューサーは「バレエ界という、ドラマとは異なるフィールドで日々戦っている宮尾さんから、新鮮で、バレエのように伸びやかな刺激をこの作品も受ける事を期待しています」と話している。