ロバート秋山竜次(38)が27日、東京・渋谷ヒカリエで、著書「クリエイターズ・ファイル Vol.01」発売を記念し、トータル・ファッション・アドバイザーYOKO FUCHIGAMIというキャラクターにふんしてファッションショーを行った。

 20日に発売された著書は、秋山が実際にいそうなクリエイターにふんしてインタビューを受けるフリーペーパー「honto+」の連載を書籍化したもの。その中の1人である「YOKO氏」として登場した。

 観客を見渡すと「最近、皮のものを身に付けている方がいます。構いませんけど、その皮の主と何か関わりはありました? その者への感謝がないと、そいつのは皮を使っちゃダメですよ」「ネックレスは最低3つ思い入れがないとしちゃいけない。渋谷で買ったというだけの思い入れなら、引きちぎっちゃえ」などと観客に絡んで笑わせた。さらに「一番のおしゃれは裸。お母さんのおなかの中はブティックと思わなきゃダメ。裸がマックスの状態なのに、布で覆い隠そうとするじゃない。産道は、表参道のベースになったものなのよ」とキャラクターになりきって持論を展開し、会場を盛り上げた。

 ショーでは、「カレーをこぼして水玉模様をつけたTシャツ」「スクランブル交差点をイメージしたアクセサリー」「YOKO氏の使用済みパンティーで作ったTシャツ」「左半分は革ジャン、右半分はTシャツのアシンメトリートップス」など、個性的な衣装を披露した。

 またクリエイターズ・ファイル制作の裏話も語った。「クリエイターの方はこういうこと言いそうだな、というのを、3時間質問攻めにされる。その中で『動かないことが究極のダンス』みたいな名言が、たまに出てくる」と、時間をかけて作っていることを明かした。「2、3時間、何も生まれない時もあるけど、それを乗り越えると本当にプロが言ってそうな名言が出てくる。お気に入りは『東京の緑が、他のどんな自然よりも頑張っている』。何も(名言が)なく終わった回もありましたけどね」と振り返った。

 著書「クリエイターズ・ファイル」では16人のクリエイターが登場。2時間半に及ぶ特典映像もついている。著書発売を記念し、27日から10月2日まで渋谷ヒカリエで展覧会が行われる。