交通事故に遭い65歳で亡くなったお笑い芸人テントさん(本名・三浦得生)の通夜が29日、大阪府八尾市南植松町4の141、「八光殿南植松 家族葬会館リエラ八尾南ホール」で営まれ、師匠の元タレント上岡龍太郎さん、桂ざこば(69)オール巨人(64)ら親交のあった芸人も参列した。

 上岡さんは「言葉がない」として取材に応じなかったが、ざこばは「鬼才というか、マジメで、変わった人。惜しい人をなくした」と唇をかんだ。

 人間の体をパチンコに見立てた「人間パチンコ」など独特の芸風で、たまにしか姿を見せないことから「ツチノコ芸人」とも呼ばれた。存在そのものがナゾに包まれていたテントさん。芸人仲間の間でも才能を高く評価する者は多く、同年代のオール巨人は「ぶれない芸への取り組みはすごかった。僕らはマネできない」と話した。