NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の9月30日の平均視聴率が24・2%(関東地区)だったことが10月3日、ビデオリサーチの調べで分かった。最終回の1つ前の回。

 これまでの最高は8月17日で常子(高畑充希)が、かつて帝大生で常子にプロポーズした星野武蔵(坂口健太郎)と再会するドラマチックな展開が25・9%を記録した。最低は8月6日で、放送時間が変わった影響もあり、18%だった。

 9月30日の回は、花山伊佐次(唐沢寿明)の妻から、会社の常子に電話があった。花山が亡くなった、という。

 常子と美子(杉咲花)は、すぐに花山の家にかけつけた。花山は、常子が帰った後、満足そうだったという。「あなたの暮らしは大丈夫だ」と。

 皆で花山の残した原稿をみていると、中に3姉妹にあてた原稿があった。常子、鞠子(相楽樹)、美子の3人それぞれにあてた「感謝の手紙」だった。

 「あなたの暮らし」は長年の功績が認められ、出版界最高の栄誉といわれる賞をもらうことになった、という回だった。最終回前に、視聴率も24%を超えた。