映画「種まく旅人 夢のつぎ木」(佐々部清監督、11月5日公開)の主演女優、高梨臨(27)が8日、大阪市中央区のツイン21でトークショーを行った。

 第1次産業を応援する「種まく旅人」シリーズの第3弾。今回は、岡山の桃農家の娘で市役所職員の彩音(高梨)が亡くなった兄に代わり、新種の桃「赤磐の夢」の登録に挑む姿を描く。斎藤工演じる農水省のエリート官僚との掛け合いも見どころの1つだ。

 大阪物産品展の一角にあるステージに立った高梨は「人と人のつながり、温かさにあふれた、単純に誰もが楽しめるエンタメ作品です」と映画をPR。ロケで初めて岡山を訪れ、実際に食べた桃を「みずみずしさ、甘さ。私が今まで食べた桃の中で断トツにおしかったです」と笑顔を見せた。

 また劇中で、物語の舞台となった赤磐市の公式ゆるキャラ「あかいわモモちゃん」の着ぐるみにも挑戦。「着ぐるみの中に入って、すごくテンションが上がりました」。頭部を脱いで、顔を出すシーンがあり「モモちゃんは、本当は顔出しNGなんですが、監督が市長と掛け合って、OKになったんです」と裏話も披露した。