女優剛力彩芽(24)が3日、東京・明治座で、初舞台で主演を務める「祗園の姉妹」(4日初日)の会見を一緒に主演を務める檀れい(45)ら松平健(62)らと行った。1936年の京都を舞台に、芸妓(げいこ)の姉妹が懸命に生きる姿を人情たっぷりに描く。檀は古風な姉、剛力は社会の不条理にも渡り合おうとする妹を演じる。

 剛力は「ずっとやりたかったお仕事。ありがたい。でも、まさか初舞台で着物を着たり、京都弁だったりと、初めてのことがいっぱいで、最初は、できないとネガティブなことを言うくらい落ち込んだ時期もありました。でも、皆さん、ほめてくれる方ばかり。支えられながら今は楽しくやっています」と語った。

 また「お客さんが入って、生で芝居を見てもらうのが初めてなので、どうなるか想像がつかず、緊張していますが楽しみ。今は舞台が好き。終わる頃にはもっとやりたいと思っていると思います」と笑顔を見せた。あでやかな着物姿も披露するが「裾を踏まないようにしたい」と笑った。

 一方、宝塚の初舞台から25年の節目という檀は「節目の年に、いつか立ってみたかった明治座の舞台に立ててうれしい。玄関にのぼりが立っていたのを見た時にすごくうれしかった」と語った。25年を振り返り「あっという間ですけど、長かったなとも。よくここまで続けられたなと自分でもびっくり」。夫及川光博も見に来るという。

 他に共演は葛山信吾、山本陽子ら。