俳優藤岡弘、(70)が7日、都内で、海外ドラマ「ZOO-暴走地区-」DVD発売イベントに出席した。

 同ドラマは突然変異で異常行動を起こす動物たちが人間を襲撃し、人類滅亡を防ぐべく選ばれた5人のエキスパートが壮絶な戦いを繰り広げるという内容。アメリカでは昨年夏にシーズン1が放送され、すでにシーズン3の製作も決まっているという人気作品だ。

 サファリスタイルで登場した藤岡は、「起こり得る可能性はある。野生の本能はいつ戻るか分からない」と話した。「藤岡弘、探検隊シリーズ」での体験を踏まえ、「リアルさに体が震えた。自分の体験とオーバーラップして、映像にどんどん引き込まれていった」とアピールした。

 イベントでは生後3カ月の雌ライオン「ライア」が登場。藤岡の眼力で押さえ込むという内容だったが、ライアを抱き上げると藤岡のクビ元に一撃し、その後サファリジャケットの袖をかんだ。「子どもでもライオンだね。本能で急所を知っている。なめちゃいけないね」と話し、「これくらいの傷はジャングルではよくあること」と笑顔を見せた。「ジャングルに行くと、弱い者から順に食べられていくのが自然の法則。人間なんてちっぽけな存在だと感じる。あの経験は良い経験だった」と振り返った。

 「これからは本質が問われる時代。世界に通じる映像、映画でチャレンジしたい」と話し、「今まで自分を厳しく鍛錬し、鍛え続けてきたものを発揮できる場があれば試してみたい。見せかけややらせではなく、リアルな映像に対応すべくさらに精進していきたい」とコメントした。