韓国人歌手のK(32)が12日、JR大阪駅「時空(とき)の広場」で、イベントに出演し、教会で演奏していた学生時代は、相当な自信家だったことを明かした。

 この日は、FM OSAKAと大阪ステーションシティが、インディーズミュージシャンを応援するイベント「MUSICLAPPER!」に、スペシャルゲストとして、大トリで登場。夢を追う途上のアーティストからバトンを受け、ミニライブを披露しただけに、自らの若き日を思い出したという。

 「僕も教会で演奏しながら、機会があれば、オーディションを受けてた。よみがえりますね、当時のこと。オーディションは相当受けて、全部、落ちました。でも落ち込まなかった。『俺、絶対売れるのに。見る目がないな』ぐらいに思ってたんで」。自分の思い出を、笑顔で振り返った。

 Kは地元ソウルの教会でピアノ演奏をしつつ、プロデビューを目指していた。ピアノの弾き語りができるアーティストとして、日本の事務所にスカウトされ、04年に来日。以来、日本で活動をし、日本ファンに愛されてきた。

 兵役での休業を経て、12年からは再び日本で活動を再開。14年8月には関根勤の娘、関根麻里(32)と結婚し、昨年11月には長女も授かっている。

 「日本に来てよかった」

 オーディションに落ち続けた若き日を思い、苦笑しながら、日本ファンに感謝の頭を下げた。

 この日は、東日本大震災など、災害からの復興支援で町を訪ねた際にできたという未発表曲「Seven days」も披露。新曲については「来年の早い段階で、シングルを切る(発売する)かもしれません」と報告していた。

 この日の模様は28日午後4時から、FM OSAKAで放送される。