お笑い芸人の小籔千豊(43)が、年末年始の風物詩である餅つきイベントを集団食中毒が発生する恐れがあるとして禁止する自治体が出てきたとする報道を受け、怒りを示した。

 6日放送のフジテレビ系「バイキング」では、一部の自治体では餅つきイベントを衛生面の問題から自粛したり禁止しているとの報道を取り上げた。

 小籔は、規制に反対であることを明言した上で、逆説的に「世間的にもうこんなん規制しまくったらええんですよ。一回、ゆとり世代みたいに“餅つきない世代”みたいなのができて、それが大人になった時に『あの子ら餅つき知らんからな』みたいな問題になって、『なんでも規制するのはちゃうな』っていう時代に振り戻さな」と持論を展開。リスクを回避するために「とりあえず規制」するかのよな昨今の風潮に「ちょっと言うてはガヤガヤ、ちょっと言うてはワーワー……もうそんなんやったら全部規制せぇ!したいんやったら!」とほえた。

 司会の坂上忍も「(規制ばかりで)どんなにつまらない世の中になるか」と小籔の意見に賛同。小籔は「食べたないんやったら食べへんかったらええんです。(親が子どもに)『汚いから食べんとき』っていう教育もいいんですよ。ただ規制すな!」と、規制よりも教育や指導が先に行われるべきだと主張した。

 一方で教育学者の齋藤孝氏は「やっぱりお母さん方は気にすると思う。万全の対策を講じるという条件ならいいですよ。でもなんとなく今までのままやっていくなら、ちょっと危ない」と規制に賛成の立場をとった。