現地時間の27日、ロサンゼルス市内の病院で死去した女優のキャリー・フィッシャーさん(享年60歳)が、1カ月ほど前、麻薬依存症を再発させていたとのうわさが報じられている。

 ある関係者は米情報サイトRadarOnlineに、「キャリーは1ヶ月ほど前の感謝祭ごろに、依存症が再発した」と明かした。

 フィッシャーさんは生前、長年にわたりアルコール、LSDなどの薬物やコカインなどに依存していたことを自らのワンマンショー「ウィッシュフル・ドリンキング」の中で明かしており、双極性障害を患っていたことについてもオープンに語っていた。

 関係者は、「彼女は双極性障害、うつ病、不安などを治療する薬をドクターから処方されていた。だから、私が話をした彼女の友人たちの中には、彼女が完全に依存症から立ち直ったとは思っていない人たちもいた」と語っている。

 同関係者自身も、フィッシャーさんが最近、麻薬でかなりハイな状態になっているところを目撃していたという。

 フィッシャーさんは英国滞在中は至って元気だったというが、23日、ロンドンからロサンゼルスへと向かう飛行機内で心臓発作を起こし、意識不明の状態になったと報じられていた。

 しかし、米情報サイトTMZは27日、家族の話として、フィッシャーさんは機内で心停止状態となり、収容先の病院で人工呼吸器を装着したが、状況は改善しなかったと報じた。家族は人工呼吸器を外すことも話し合っていたが、27日朝、フィッシャーさんの心臓は完全に停止し、死に至ったという。(ニューヨーク=鹿目直子)